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更新日誌

 

  2020年 6月26日(金) ウィーン市からの贈り物

 
   政府緩和が進んで来てから、ほぼ1日に30人前後の新感染者がでていますが、今日はなんと63人! いつもの倍以上です。それでもお店でのマスク着用は、もう客も店員もしなくてよいことになっているし、レジにはまだありますが、食肉売り場のアクリルガラスは取り除かれています。ガラスの仕切りと店員のマスク着用は、従業員たちの感染を防ぐためにもまだ止めてしまうのは早過ぎる気がします。

  ところが政府はさらに大掛かりな緩和を発表。7月1日より、屋内、屋外を問わず全てのスポーツができることになりました。柔道、空手、ボクシングなど組み合うスポーツもOKです。また9月1日からは、観客を伴うスポーツ、文化、芸術分野の催し物は、屋内5,000人まで、屋外は1万人まで可能になります。ということは、みんながくっつき合って立って声を上げるライヴコンサートもOKということですよね。だいじょうぶかなあ。感染者が出た場合の対策はどうなってるのでしょうか。私は、病院に限らず、お店に行く時にも、また書道のレッスンの時もまだ必ずマスクをかけるようにしています。

 7月初めに初めて友人たちとホイリゲに行きます。十分な距離を取って座ることにしましょう。

  そうそう、ウィーン市は、飲食店業界を応援するため、すべての市民に25ユーロ(約3,000円)の飲食券を配ることにしました。6月半ばから送付開始ということでしたが、20日ちょっと過ぎには私のところにも届いて、おや、割と早く着きましたね、とちょっとびっくり。中小企業を救うための融資や、固定費用の支払い延期措置などは、申請がやたらと面倒くさく、分からない人がたくさんいるなどといった、うまくいってないのね、と思わせるようなことをあちこちから聞いていたからです。(あ、そうか! これはウィーン市の政策で、国のではありませんでした)。25ユーロあれば、たっぷりした食事に飲み物を取って、さらに食後のコーヒー位飲めます。食べるものによっては、デザートもOK。近いうちにお気に入りのレストランに行って来ようっと。



      2020年 6月14日(日) さらなる緩和発表

 
   政府は今日、さらなる緩和を発表しました。明日15日からマスク義務は次の3か所に限定されます。1.公共交通機関 2.薬局を含む保険関連施設 3.理髪店・美容院など1mの最低距離を確保できないサービス業 です。5月30日にマスク着用義務解除、と書きましたが、勘違いしていました。ごめんなさい! 2の保険関連施設というと、お医者さん、病院などでもマスクをかけるわけですね。まあ、その方がよいと私も思いますが。また15日から、飲食店の終業時間が23時から午前1時まで延長されました。ただし、店員は今まで通りマスクを着用します。ナイトクラブなど深夜営業のお店は、日本でも非常な苦境に立たされていますが、今後のこの業界の支援のため意見交換をするそうです。

 2020年 6月11日(木) ANA運休さらに延長

    ANAの羽田・ウィーン直行便の運休がさらに7月31日まで延長されました。でもフランクフルト経由で乗り継げば、ウィーンに行くことができます。一度に一か月も延びたので驚きました。ANAさん、大丈夫? と心配になって、肩に触れて慰めたい気持ちになります。航空業界が特に大打撃を受けているのはよくわかっていますが、従業員の間に、解雇、休職、短縮労働などに付かされる人たちが増えてはいないでしょうか。昨日、オーストリア航空の従業員たちは雇用を保証されるというニュースを聞いて、よかった、と安心したばかりだというのに。国の保障が係わっているのでしょうか。ANAはサービスがよいし、直行便は便利なのでいつも利用していますから、従業員の職が保証され、また利用できますように、と願います。

2020年 6月06日(土) コロナ以外の病気の人は?

    3月16日にロックダウン宣言が出てからは、病院の治療は全てコロナ感染一本に絞られ、他の病気の患者は捨てられたような状態になりました。私の場合でも、幾つか予約を取ってあった検査・診察の日程は病院の方から断って来たので、病院に行くことが全くできなくなってしまいました。私はそれほど重くなかったので、待つことができましたが、予定だった手術が延期されて、病状が重くなってしまったり、そのために亡くなった人さえいると聞いています。私の場合は、一か月ほど待っていたら、原因が特定できない熱が出て、それが続いたため、病院の血液内科に電話した所、特別に外来に行けることになりましたが、行ってみると特別に設けられた患者用の入り口で、あれこれ聞かれ、熱があったため疑惑症例ということになり、PCR検査で陰性だったら、翌日外来に行ってよろしい、と言われました。

  運よく陰性だったので、翌日、血液内科外来に行くと、待っている患者さんの数が、コロナ危機前に比べてずっと少なく、待ち時間もずっと短くて済んだのですが、これは受け付ける時点で重要度あるいは切迫度によって選別をして人数を減らしているからなのでしょうか? それとも混まないように、受付予約日程を延ばしているのでしょうか? 私は今までに3回通ったのですが、3回目だった昨日、久しぶりに正面玄関から出ようとすると、「入院予定者のコロナテスト受付所」ができていて、何人かが申し込みをしています。まずテストで陰性だったら、入院してよいと分けることで、感染を防ぐとともに、亡くなった場合に、原因がコロナ感染なのか他の病気なのかをはっきりさせるためなのかな、と思いましたが、とにかくやっと他の病気の患者も普通に受け付けてもらえるようになったようで、嬉しいことだと思いました。だって重い糖尿病、心臓病、腎臓病など放っておけない病気の人はたくさんいるのに、コロナ感染者だけが優先されてしまうことには、何か割り切れないものを感じてしまいますものね。もちろん人手不足で他にまで手が回らない状態だったであろうことは想像できるのですけれど。でもやっといつもの状態に戻りつつあるのは嬉しいです。

2020年 6月05日(金) 日本宛て郵便物受付再停止

    オーストリア郵便局は、日本宛て郵便物の受付を再び停止ししました。日本からのオーストリア宛て郵便物も現在送れないので、今のところ双方向でだめということですね。送り合えないというのは寂しいし、それに不便です!どうか両国とも早く郵便物受付が開始されますように!

 

2020年 6月04日(木) マスク着用解除って?

    今日、三か月ぶりで書道のレッスンに行って来ました。小さい教室なので書道レッスンでは、普通でも6人しか座れないところ、互いの距離を保つために人数を制限し、二人となりました。先生はもちろん、生徒たちもマスク着用です。終わって、近くのホテルのカフェに、いつものチーズクリームのクレープを食べに行きました。バニラソースがおいしくて、レッスンの帰り、ここに通うようになったのですが、今日はバニラソースはできないとのこと。カフェは空っぽです。営業は午後5時までとのこと。つまり、朝食とおやつだけの提供で夕食はなし。ウェイトレスと少し話をしたら、お客が来ない苦しい状況を話してくれました。帰り、座っている場所からは見えなかった隅に、3人のお客さんが来ているのを見て、少しだけホッとしましたが、ホテルの苦しい状況が目に見えるようでした。 

  マスク着用義務解除以来、様子を見ていると、スーパーや薬局に限らず、どんなお店に入る時もやはりマスク着用。マスクをかけないでいいのはレストランやカフェに座る時だけみたいな感じです。

  今日からイタリア以外の隣国との国境が開かれて、観光客が、あるいはそうでなくとも、オーストリアに入国できることになりました。隣国と言っても、オーストリアは海に面していませんから、リヒテンシュタインを入れると8国もあります。スイス、リヒテンシュタイン、ドイツ、チェコ、スロヴァキア、スロヴェニア、ハンガリー、イタリアです。どの位の観光客がいつ頃から来るかは全く分かりませんが、来るようになったら、きっと感染者数は増えるでしょうから、気を付けないと。経済との兼ね合いは本当に難しいものですね。

 

2020年 5月30日(土) ついにマスク着用解除!

  昨日29日、クルツ首相は記者会見で、マスク着用義務の解除を発表しました。ただし公共交通機関に乗る時と薬局では引き続きマスクを着用します。息ができないから嫌い、という人には大朗報ですね。そうでなくてもずっとマスクをしていると呼吸が楽にできないし、息の湿気でマスクの中が蒸れてくるし、どう考えても気持ちの良いものではありませんから、ホッとしますね! 私はまだしばらくマスクは離せませんが。これで新感染者が増えないで済むかどうか、どのくらい増えるかが問題ですが、マスクはいつも用意しておいて、1m以上の間隔が取れない時にはマスクをかけましょう。せっかく解除したのに、取り消しなどどいうことにならないように祈ります。

   また今日30日、生徒たちは、登下校、学校の廊下ではマスクをつけなくてよい旨が発表されました。ということは、教室ではマスク着用ということでしょうね。感染者が増えないことを祈りつつ、2週間ほど様子を見ましょう。

2020年 5月27日(水) 外出規制解除されつつあります

  日本でもついに全国的に緊急事態宣言が解除されましたが、皆さまも用心深くレストランあるいはカフェで外出を楽しんでいらっしゃいましたか? 第2波の感染拡大も心配だし、まだまだ安心はできませんが、とにかく長い間閉じこもらずを得なかったので、ストレスも溜まっていますよね。気を抜かない生活を続けながらも、少しずつ、日常生活を取り戻していきたいものですね。

  ●オーストリアでも少しずつ規制が緩められています。レストラン・カフェは15日から距離を保つこと、従業員側はマスクをつけることなどを続けながら、営業を再開しましたが、25日、アンショーバー保険相とマイヤー芸術・文化担当副大臣が記者会見し、芸術・文化活動に対する緩和への追加を発表しました。5月29日から、ホテル・ペンションが営業再開、ホテル内の健康・プール施設の利用も可能になりました。ホテルにおける100名までのセミナーもできます。

  ●劇場は6月末のシーズン終わりまで休館ということでしたが、5月29日から屋内100名までの規模の公演が可能になりました。隣の座席を空けて、市松模様配置で座りますが、同一所帯であれば大人4人までが隣り合わせで座れます。他人との1mの距離は保ち、難しい場合はマスクを付けます。

  ●屋外の催し物は、座席指定の場合は、7月1日より観客500名まで、8月1日から750名まで許可されます。別途許可を得ることを条件に1250名までの催しも可能。屋外ではマスク着用の必要はありません。ただし指定席でない場合は、人の動きを規制できないので、100名までとします。

  ●俳優・歌手・文化人によるリハーサルは、自己責任で判断。舞台における演技者間では、1mの距離は守らなくて構いません。映画撮影も同じです。またこれからはプロだけでなく、アマチュアにも同じことが認められます。これで6月の公演が一応可能になったわけですが、リハーサル、舞台準備など間に合うでしょうか? それに屋内の公演、観客が100人まででは、どうやっても採算が合いませんから、どうしても国の援助が必要ですね。やはり実質的には9月からになってしまうのでしょうか。だって屋内のオペラやコンサート公演は、どうやればできると言うのでしょう?

  ●またANAは羽田・ウィーン便の運休期間を6月15日までとしていましたが、6月30日まで延期しました。オーストリア航空は定期便の運休を6月14日まで延長しました。

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     さて、今日は2ヶ月半ぶりで、漢方の先生の診察と鍼治療に行って来ました。脈診では、一番手首に近い箇所はとても元気、でも2番目が中間位の元気さだね、と言われました。これからは無熱期間を長くするだけでなく、血液像をよくする治療にも力を入れて行くことになりました。感染への注意に関しては、あなたは免疫システムに問題のある病気を抱えているのだから、ものすごく注意が必要、普通のマスクではなくてFFPのタイプ3か、なければ2をかけなさい、と言われて、え、そんなに危なかったの?!とちょっとびっくり!確かに免疫システムが正常に働かないのだから、感染したら重くなる可能性は高いわけですよね。これまで以上に気を付けなければE#12290;わりとしょっちゅう病院に行っていますから、病院に行く時にはFFPタイプ3のマスクをかけて防御し、あとはなるべく外に出ないで暮らせ、ってことでしょうか? 友人、知人にも会わないようにして? う~ん、きついなあ~。 

   帰りに、診療所の向かいの通りにあるホイリゲに寄りました。暗くなり始めるころからだんだん人が集まって来るのが普通なのに、まだ午後4時にもなっていない時間に、もう半分くらいの席が埋まっていました。お客さんたちは、皆じゅうぶんな距離を空けて席についていました。ボーイさんたちは、マスクとフェイスシールドの両方を付けています。まわりは百年以上も経つ古くて大きな木々に囲まれ、いわば庭の中にある緑のレストラン。いかにもホイリゲらしい緑に塗った木のテーブルに、木の折りたたみ椅子。ワインはテーブルで注文し、食べ物は、テーブルでシュニッツェル(カツ)など温かい食事を注文することもできますが、本来は冷たいものだけで、お店の中のウィンドーに並ぶ各種サラダなどを見ながら、「小さい(または大きい)ボウルに、ニンジンととうもろこしとごぼうを入れて!」とか、「カッテージチーズとパプリカのペーストを小さいボウルに!」、「それからパンも2つ!」とか言って注文します。

  「大衆ワイン酒場」とよく訳されますが、大衆酒場というと、浮かぶイメージが全然違います。子供も来られるので、自然の中にある大衆レストランと言った方が、イメージが浮かべやすいと思います。隅の方に、子供用の滑り台があるのが印象的でした。レストランで食べるより、ずっと安くて経済的だし、独特の雰囲気もあります。店主はたいていは自らワインを作っている農家で、その年にできたいわば「新酒」を飲ませるのがホイリゲです。18世紀の後半、マリア・テレジアの後を継いだ息子のヨーゼフⅡ世が、ワイン農家に対し、作ったワインを店で客に飲ませてよい、という許しを与えたのがホイリゲの始まりだそうですから、ずいぶん古いのです。  

  ボーイさんたちもなかなかユーモアがあり、気が利く上に上手な洒落をさっと返したりして、いい感じ。連れ合いの大好きなお店だそうです。車で来ているので、8分の1リットルだけ注文しました。あとミネラル・ウォーター。私はものすごくお酒に弱いので、8分の1リットルで精一杯。それにやっぱりミネラル・ウォーター。薄めないと飲み切れないので。連れ合いが、2,3種類のブドウを一緒に圧搾して作ったゲミッシュター・ザッツという、ウィーンとシュタイヤーマルク州のスペシャリティーを注文したので、私も試しに同じものを。でも味が私にはきつすぎるな、という感じでした。私はオーストリアで一番生産量が多いという、グリューナー・ベルトリーナーの方が好きだなあ、と思いました。それぞれサラダとペーストに田舎風のパンを添えて、素朴だけれど、健康的でおいしい食事になりました。


2020年 5月24(日) HP引っ越ししました!

  今、引っ越し成功しました!長いこと不便をおかけしました。どうぞ新しいURLの登録をお願い致します。

2020年 5月22(金) お知らせ

  このHPを借りている大家さんから、6月いっぱいでHPサービスを停止する旨のお知らせが来ましたので、近いうちに引っ越しをすることになりました。また文が普通に書けなかったり、HPのURLをクリックしても開かなかったりというのは、どうもこのHPの作成ソフトが古い(最新版が出たのが1999年)ことにあるらしいので、引っ越しすればそれは解決されるはずですので、あたらしいURLの登録をお願いしなくてはならず、お手間をかけて申し訳ありませんが、どうかよろしくお願い致します。動きがあり次第お知らせ致します。

 

2020年 5月6(水) 5月以降の措置

   オーストリアの、5月6日までの累計感染者数は15,633人、累計死亡者数は608人ですが、新感染者数は54人、新死者が2人と減って来ています。また治癒者数も13,639人となり、政府は5月2日以降、徐々に外出制限等の解除を進めています。

  ●
5月1日から、同居人でなくとも1mの距離を保てば、会うことができるように  なりました。また高齢者施設の訪問が、バルコニーからあるいはガラス戸越  しであればできるようになりました。
  ●4日よりウィーン空港にて、コロナ感染テストが、乗客だけでなく、190ユーロ  で誰にでも受けられるようになりました。3時間で結果が出ます。メールや  SMSでの連絡もしてもらえます。

  ●また同じ4日より、オーストリア郵便局で、日本宛ての郵便物の受付が再開  されました。ただし、日本からオーストリア宛ての国際郵便物の受付は、現  在も停止中です。
  ●また、11日以降、地下鉄が通常のスケジュールで運行されます。バス、トラ  ムは、18日から通常運行。オーストリア国鉄のウィーン近郊線は11日から通  常運行。
  ●飲食店は、現在、客が注文した品を取りに来るという形での販売が許され  ていますが、15日から、完全営業再開となります。ただし、従業者側はマス  ク着用、また一テーブルに大人4人まで座ることができますが、人数制限の  ため、予約が必要です。また営業は23時まで。
  ●大学入学資格試験を目の前にして、高校最上級生の授業が始まりました。

制限が解除されて来ると、新感染者の増大が懸念されます。。
感染第二波が来るかどうかは、2週間くらい経たないと分かりませんから、しばらく気を緩めずに様子を見るしかありませんね。
 

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