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Shishimai

     

   2022 年1月21日(金)波乱の末「ワクチン接種義務法」可決!


   昨日、下院で朝 から「ワクチ ン接種義務法」可決のための討論が行われ、夕方になってついに可決されました。

      最初に自由党のキックル党首が、「ショックで絶望し、なんと言っていいかわからない。政府のコロナ対策は全体主義に道を開くものであり、健康共産主義に進もうと言うもの だ。我々はこの法律を、公的手続きと選挙で覆す。政府は、彼らにふさわしい正当な罰から逃れられないと覚悟したまえ。私自身は2月以降も ワクチン接種はしない」。これにたいし緑の 党 の政党クラブ長、ジークリット・マウラーは、キックルに向かって、「恥を知りなさい!接種率がいまだにこんなに低いのは自由党の政策のせ いではありませんか。ワクチン接種は、事実と経験的知識の否定に対する科学の勝利です。我々は今日、コロナの世界的流行からの出口へと歩 み出すために、ここ国会に集まっているのではありませんか」と応酬。国民党のヴェルナー・サクシンガーは、「ワクチン接種に不安を抱く気 持ちは理解できますが、実際、今までに14,000人の人々がコロナで亡くなっているという、非常につらい事実があるのです」。社会党党 首のパメラ・レンディ‐ヴァーグナーは、「ここ2年、たくさんのミスをおかしたり、必要なものを逃して来たせいでワクチン接種率はいまだ に低いままに留まっています。そのためワクチン接種義務という、誰も望まなかったことが、どうしても必要になったのです」と、社会党の立 ち場を明らかにしました。社会党とネオスの数人が反対投票を入れましたが、夕方の投票は、賛成137票、反対33票で、可決され、「ワク チン接種義務法」は成立しました。

  それでもワクチン接種をしない人への罰金については、17日の記事に書いたとおりですが、接種した人へのご褒美もあります。既に接種 をした人、またこれからする人はワクチン接種1回につき1票として、富くじに参加することができます。期限は今年の12月末日までで、 10分の1の確率で当選するそうですから、かなり高いですね。当選すると、500ユーロ(約65,000円)の商品券が当たります。また 接種率向上に努力した 自治体にも、援助金が出ます。接種率80%、85%、90%を実現した自治体に対してです。接種率よ、上がれ!と願います。



   2022 年1月17日(月)ワクチン接種義務法の内容発表


   1週間前、オーストリアのネーハン マー首相は、コロナ感染が判明しましたが、無症状で、かつ3回のコロナ接種を受けており、自 宅で自己隔離しながらホームオフィスで 仕事をこなしていました。一昨日PCRテストで陰性となったため、昨日から職場に復帰しました。日曜日には、ワクチン接種義務法の内容が発 表されましたが、それによると、接種義務は18歳以上。妊娠している人、健康状態や病気の状態によって、ワクチン接種ができない人は義務 から外れます。2月1日から発効しますが、非接種者には接種日の知らせを送り、それでも接種 しない人に対 し、3月半ば以降、 罰金が科せられます。罰金は600ユーロ(約75,000円)から3600ユーロ(45万円弱)で、4回まで。この法律は2024年1月末まで 有効です。

   さて、ワクチン接種義務法の発効も近い今、下院のホームページには心配する市民や様々な機関から、否定的な意見が次々と寄せられて います。

   また15日(土)には、再びおよそ2万7千人が参加した大規模なコロナワクチン接種義務化反対デモが行われました。マスクをしてい る人はほとんどいません。「ワクチン接種 強制に反対する自由のためのデモ」で、自由党が中心となって行われ、自由党テレビ、オーストリアの著名新聞のひとつ「スタンダード」も取 材に来ていました。お昼頃から人々が英雄広場、マリアテレジア広場に集まり、まずは歌。歌手によるギターの演奏で、ローリングストーンズ から始ま り、"Proud Mary" "Yellow Submarin" などが次々と歌われ、聴衆は一緒に掛け声をかけ、その様子は自由党テレビから、ユーチューブを通して公開されました。

   その後自由党代表者が次々と演説、現在イタリア領の南チロルから駆け付けた元ウィーン大公衆衛生センター長は、「自由の闘士たち よ!我々はオオカミだ!調教されたりはしない! ましてや精神病者たち(政府を指す)なんかには! 我々はオオカミだ!森を去って通りに 出 よう!ひざを折って沈黙するよりは、立ったまま死のう! 真実は常に勝つ! 最後の勝利者は我々だ!」と聴衆を高らかな言葉で激励。

   15時を過ぎたところでついに党首のキックルが登場。「何という幸福感! 決して消えない瞬間だ! 100%の信頼。僕は君たち を。君たちは僕を。これが我々を結び付けている。選挙は近い。ワクチン強制を止めろ! 非接種者のロックダウンを止めろ! まるで監獄 じゃないか!
マスクを止めろ! 特に子供たちの意味のない集団コロナテストを止めろ! 無責任と馬鹿さ加減ばかりが広がっている! これを片付けるべ きだ。真実は我々の側にある! 君たちに感謝する! どうか君たちの思いを曲げないでくれ! 君たちは僕の英雄だ! 手本だ! エネル ギーの源だ! 今日、君たちは英雄広場の核心だ! 僕はなんて幸福なことか! 
君らの一人でいられるということが! 選挙が実現すれば、正義が実現して、バカ首相はいなくなる。本物の首相が現れる! 自由万歳! 真 実万歳! 民主主義万歳! 僕を信用していい。君らが必要とするなら、僕はいつでもここにいる!」 ここで群衆は次第に動き出し、リング 通りへ。
「じゃあ、この後は外で会おう!」

  この記事を読みながら、英雄広場に集まった群衆の気持ちが
初めて分かったような気がしました。キックルは、 人々の心を高揚させ、たきつ け、グッとくる言葉を聴衆に投げかけて、自分を味方につける、人心掌握術を心得ているようです。人々は自分の思い込みを正しいと確信したくて来る のですね。今回は準備も万端でした。歌手を連れて来て、コンサートのように人々の気持ちを盛り上げ、盛り上がったところで代表者たちが演 説、さらに充分気持ちが高揚した所で、いよいよ党首のキックルの登場、というわけです。私がワクチン反対派で、あの時英雄広場にいたら、 どんな気持ちになったでしょうか? そうだ、私は正しい! キックルについて行こう! と感じなかったでしょうか? 状況を客観的に見 て、どうしたら感染者を減らせるか、などとはもちろん考えません。私は私の正しさを確認したいのです。君は正しい、と言って欲しいので す。そして日頃はSNSで自分の聞きたい情報だけを取り入れます。これでは賛成派に歩み寄れないのは当然です。どうしたらよいのか? ワ クチ ン接種義務制に対しては専門家の中にも様々な立場があります。どういう状況になった時に、公益が優先されるべきなのか、これをはっきりす ることが必要ですが、それはまだ行われていません。あとおよそ2週間。それまでにまだ一波乱も二波乱もある、という気がしています。

   


2022 年1月9日(日)オーストリアの感染状況


   年が明けてから、感染者は増え続けて います。1週間前は3,303人だったのが、今日は10,291人とほぼ3倍に増えました。が、普通病棟、重症病棟の入院患者数は少しず つですがまだ減り続けています。これがオミクロン株が感染力は強くても、症状は軽いと言われていることの証拠だといいのですが。1週間も すると入院患者も増えて来るでしょうか。様子を見守っていたいと思います。

   昨日、政府のコロナ政策に反対して、またまた4万人のデモがウィーンのリング通りを行進しました。逮捕者と書類送検者合わせて数人 が出ましたが、概して平和的に終わりました。

   今日はインスブルックで6千人のデモがあり、「自由を目指すチロルのニューイヤーコンサートだ! ウィーンに向かって響かせよ う!」と自由党党首キックルが呼びかけて、激しい攻撃を開始、「『いかさま政府』に抵抗しよう!われわれは皆、引き続くコロナ政策に騙さ れている!接種者も非接種者も、コロナ回復者も」「政府は自らの墓堀人だ。葬式にはぜひ参加したい」などと述べました。デモを主催したの は「チーム・チロル」。MFG(反ワクチン接種を掲げて活動する小政党)とデモ共闘している団体です。この日は参加者80人の反ファシズ ム デモの申請もありましたが、コロナデモと合流するとは思われていなかったので、当局をびっくりさせました。 



   2022年1月1日(土)新年おめでとうございます!


   明けましておめでとうございます! 
   今年もまた1年、どうかよろしくお付き合いのほどお願い致しま    す。

   2022年が明けました。今年はコロナも3年目になり、わかって来たことも多いですから、手探り状態からは抜け出られるのではない でしょうか。治療薬、ワクチン、オミクロン型へのワクチン適合など期待できることも幾つもあります。もう一息と思って、気を抜かず、気を つけて過ごすことに致しましょう。どうぞよいお正月をお過ごし下さい。

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    恒例のニューイヤー・コンサートで私の新年が始まりました。昨晩の大みそかにはこれもまた恒例の国立オペラ座のオペレッタ『こうもり』を楽しみました。ニューイヤー・コン サート、今年の指揮はダニエル・バレンボイム、3度目の指揮でした。選曲は変化に富んでいてとてもよかったと思います。超有名な曲も幾つ も入って観客の期待に応え、また初めての曲も適度に混じって新しい関心を呼び起こしました。さあ、新しい年に向かって出発です! 皆さま にとっても今年が充実したよい年となりますように! そして世界にとってコロナ収束への道が見えて来る年となりますように!



  

 



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